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背徳の嗜好
第11章 新境地の快楽

 「アラ…その様子ですと、Gスポットはもう充分感じるコトが出来てる様ですけど…
コレで本当にイケないんですか?」

歩子の過剰な反応を診て、奈央が不思議そうに疑問を投げ掛ける…

 「もしかして…お二人が中でイケないって言ってたのは…
ただ単に、オチンポの挿入でイケないっていうだけの話で、
たぶん…歩子さんが余計なコトを気にせずに、
こうやって手マンでGスポットの方を刺激してあげる分には…
スグにでもイケちゃうんじゃありません?」

 「…そ、それは…」

奈央の推察は的を射ていた…

歩子も身に覚える処があり、言葉を詰まらせる…

こうして奈央が僅かに触診しただけで、
歩子のイケない真意がいとも簡単に言い当てられたのだった…

 「…だとしますと…Gスポットの方はこのままでも全然イケそうですし…
開発しなきゃイケないのは…コッチの奥の方ですよね」

 「アッ…ソ、ソコは…ンッ…ツッ!」

奈央の指が伸び、最深部のコリッとした硬いポイントが探り当てられると…
コレまでのGスポットの快感とは異なり、歩子は顔を顰めさせる…

 「…どうです?…その顔は、少し痛みを感じてますか?」

女医のような奈央の的確な診断が不安を和らげ、歩子は正直に打ち明けた…

 「…ちょ、ちょっと…」

 「…やはり、ポルチオの方は、まだコレからの様ですね…
安心して下さい…最初は大体の女性がそうですので…
今からちゃんと感じるように開発して差し上げますから…」

そう言って、奈央が得意げな顔を浮かべながら、次なる淫具に手を伸ばすと…

 「エッ!…ソ、ソレって…」

奈央が手にした玩具を目にし、歩子はブルッと武者震いさせられる…

 「フフッ…歩子さんもコレのスゴさは、よくご存じなんじゃありません?」

カチッと奈央がそのスイッチを入れ…

 ―ブブブーン…―

聞き慣れた振動音が耳に這入ってくると…
歩子はソレだけで、またもや失禁してしまいそうになった…

 「女性はコレを使って責められちゃうと…強制的な感じで、
ほぼ確実にイカされてしまいますもんね…」

…と、奈央が悪戯な笑みを浮かべ…

 「ほら、歩子さんも…試しにこうやって、ココの処に軽く押し当てられたら…」

 「アアッ…そ、そんな…コレは…ダ、ダメッ…アアアッ!」

その電マによる強烈な刺激は、歩子を高らかに鳴き叫ばせた…
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