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背徳の嗜好
第3章 淑女との個人面接

妻を残し、女性の後に続くと、そこはかなり広めのリビングルールだった…
中に入るなり、目に開放感のある全面ガラス張りの大きな窓が飛び込み、
その眼下には都心の高層ビル群が所狭しと拡がっている。
改めて、部屋全体を見渡すと、中央には黒革張りの高級そうなソファーが
透明なガラスのテーブルを挟むように対面で配置され…
「なっ!」
私は思わず、後ろに飛び退いてしまった…
気づけば、なんとそこに彼女とは違うもう一人別の人物が悠然と腰掛けている。
「初めまして、あなたがNさんですね…私はこのクラブを主催している
美紀と申します」
その美紀と名乗る品のいい女性がソファーからスッと
スマートに立ち上がり、一礼した。
見た感じ、歳は私と同じ40代前半か、それよりも少し下だろうか?
光沢のある漆黒のタイトなミニワンピースからは、
ボリューム感のあるふくよかな胸の谷間と、肉感的な色白の太腿が垣間見え、
女性ならではの美しい身体のラインを際立たせている。
(…そっ、そういう事だったのか!この女性がこのサイトの…)
ここにきてようやく合点がいった…
やはり今、横に立っている若い女性はさしずめ秘書か、
彼女の助手ということなのだろう…
「あの、失礼ですけど…まずは、ちゃんと気を付けの姿勢をして、
真っ直ぐ立ってもらって宜しいですか?」
会ってすぐのその躾をするような厳しい口調に、
前屈みでパンツの前面を覆い隠していた両手が自然と引き剥がされた…
それと同時に、彼女の目線が顔からスッと斜め下に落ち、
流し目で男のある一部分の様子を伺っている。
「フフッ…解りました、お座り下さい」
一変、今の私の股間の状態を確認しての仕業なのか、
小悪魔のような妖しい微笑みを魅せていた…

