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背徳の嗜好
第15章 妻のカミングアウト

深い溜息が出る…
燃え尽き症候群とは、このコトを言うのか…
私は抜け殻になってしまった様に、ボーッと窓の外を眺め、現実逃避していた…
「…ご主人、すいませんでした…私達も久しぶりにハッスルし過ぎちゃって、
こんな遅い時間になってしまいまして…」
色気のある声にハッとし、慌てて目を向けると…
その二人の姿に言葉が出なくなってしまう…
それは本当につい先程まで、全てを曝け出し、私とセックスしていた女性なのだろうか?
後悔先に勃たず…
たぶん、もう二度と…この二人の美女と私がセックスすることもなければ…
あの美紀の完璧な裸体を拝むことさえ叶わないのかもしれない…
衣服を身に纏い、落ち着きを取り戻した美紀と奈央が凛とした姿で立ち並んでいた…
気づけば、空は薄暗く、時計の針は17時を回り、
既にココに来てから4時間以上が経っている…
「…イ、イエ…そんな…コッチの方こそ…いつまでも長いことお邪魔してしまって…」
口の聞けなくなった私に代わり、歩子がソレは自分の所為だとばかりに、
申し訳なさそうに頭を下げていた…
「フフッ…歩子さん、イイんですよ…お互い気持ちイイセックスをして
マンゾクした結果なんですから…」
「…」
コレは二人が心イクまでセックスしていたコトの顛末なのか…
直人が離れ離れになるのを名残惜しむ様に、歩子を抱き寄せ、別れのキスを交わしていた…
「フフッ…お二人共…本当はまだ、心の中がモヤモヤして
凄く悶々としてると思いますけど…帰る途中でエッチしちゃイケませんよ…
外でしてるのが見つかっちゃうと、公然猥褻罪で捕まっちゃいますからね」
私達の胸に痞えた蟠りを見透かし、奈央から釘が刺される…
「フフッ…歩子さん、ご主人はこの後、朝までずっと勃起し続けますから…
きちんと家に帰ってから、お二人で充分愛し合って下さいね…」
「…そ、そうですね…」
歩子は顔を赤らめるだけで、否定しなかった…
奈央が私に薬を飲ませたのも、コレが真の狙いだったに違いない…
美紀の言う通り、私達は今晩、間違いなく、セックスし、
夫婦の営みを再確認することになるのだから…
「…では、今回のコトで懲りずに、また参加して頂ける様でしたら…
ご連絡しますので…」
こうして私達は三人に見送られ、夢のような桃源郷の世界を後にしたのだった…

