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第9章 妻たちの性技

　「フフッ…歩子さん、今のご主人の動きがどういう意味だか解ります？」

美紀がふしだらな笑みを浮かべながら、問い掛けてくる…

　「…い、意味って…？」

歩子は全く訳が解らなかった…

　「ご主人は無意識だったかもしれませんけど、
今みたいに腰を浮かせる仕草をしたってことは…
心の中でもっと下の処も舐めて欲しいって思ってるってことなんです」

　「なっ！…も、もっと…下って…ソレって…」

美紀の回答を聞き、歩子は驚愕し、ショックを隠せずにいる…

やはり、ソコはどうしても不浄なイメージが強く、
アブノーマルなプレイとして思われているのは否めない…

だが、誰しも恥ずかし過ぎて、正直に言えないだけで、
コレは男女に関わらず、皆興味の惹かれる場所であるのも確かではないだろうか？

その『アナル』という名の禁断の地の快感を…

　「宜しいんですよ…奥様には頼みづらい処でしょうし…
私の方は抵抗なんてありませんから、
隠さずにご主人の本当の気持ちをおっしゃって頂ければ、
いくらでも舐めて差し上げますけど…」

　「…い、いくらでもって…そんな処を…ホントに…」

場所が場所だけに、躊躇ってしまう…

　「遠慮する必要はありませんよ…ご主人だって興味があるでしょうし…
折角ですから、この機会にアナルが感じるかどうか試しに体験してみるのも
新しい発見があって愉しめるんじゃありません？」

美紀の甘い誘惑に、打ち勝つことはできなった…

　「…み、美紀さんが…そう言ってくれるなら…」

…と、主人が申し訳なさそうに美紀に頭を垂れる…

　「フフッ…でしたら、すいませんけど…舐め易いように、
両足を抱えて頂いて、もう少し私の方にお尻を突き出してもらってイイですか？」

　「エッ…」

その指示に、迷いが生じた…

　「ご主人…恥ずかしがってちゃイケませんよ」

…と、美紀が主人の両膝の裏を持ち上げると、
腰が浮かされ、自ずとアナルが真上に向けられる…

　「…そ、そんな…」

それは所謂チングリ返しのような体勢だった…

　「フフッ…期待してるんですか？ヒクヒクしてらっしゃいますけど…」

美紀の目の前には、あられもない光景が拡がっているに違いない…

キンタマの裏側からヒクついたアナルに至るまで、
最も見られたくない恥ずべき部分が余す処なく見られ、主人の顔は真っ赤だった…