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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
狭い室内に心優のすすり泣きが響いている。冷房もない六月初めのアパートはかなり暑かった。さんざん泣いて暴れたため、心優は汗だくになっている。つい今し方まで彼女を組み敷いていた長瀬もまた逞しい裸身に汗の玉を浮かべていた。
長瀬はまるで飢えた肉食獣が捕獲した獲物を屠るように心優の身体をとことん喰らい尽くした。本当にこのまますべて身体ごと食べられてしまうのではないかと思いそうになるくらいの烈しさだった。
長瀬が心優の長い髪に手を伸ばし、そのひと房を掬った。もう一方の手は汗で額と頬に貼り付いた髪をひと筋、また、ひと筋と払ってやる。凶暴な獣のような交わりを強いた男にしては極めて優しい手つきだ。
だが、心優は彼の手をぞんざいに払いのけた。
「触らないで」
「―先生」
長瀬はまるで飢えた肉食獣が捕獲した獲物を屠るように心優の身体をとことん喰らい尽くした。本当にこのまますべて身体ごと食べられてしまうのではないかと思いそうになるくらいの烈しさだった。
長瀬が心優の長い髪に手を伸ばし、そのひと房を掬った。もう一方の手は汗で額と頬に貼り付いた髪をひと筋、また、ひと筋と払ってやる。凶暴な獣のような交わりを強いた男にしては極めて優しい手つきだ。
だが、心優は彼の手をぞんざいに払いのけた。
「触らないで」
「―先生」