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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
 心優はまだしゃくり上げながら、それでも気丈に言い放った。
「私はこんなことをするつもりじゃなかった。長瀬君に学校に来て貰おうと話をするつもりだったのに」
「ごめん」
 長瀬がまた手を伸ばそうとし、心優は怯えたようにビクリと後ずさった。刹那、彼の黒い瞳に傷ついたような光が浮かぶ。
 嫌がり泣き叫ぶ自分を無理に犯したのはこの男のはずなのに、何故、彼のこんな瞳を見て自分の方が罪悪感を感じてしまうのだろう。
「悪かったよ。何を言っても、許して貰えるとは思ってないけど」
 長瀬は溜息をつき、キッチンスペースの小さな冷蔵庫まで歩いていった。よく冷えたミネラルウォーターを持ってくると、ガラスのコップに注ぎ、心優に差し出してくる。
「咽が渇いたんじゃない?」
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