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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
「途中で母が見つけて、大騒ぎになったから、それで助かったのよ」
 心優の瞳に涙が盛り上がった。
「今も思い出すと、怖くて叫び出しそうになるの。身体中をまさぐっていた異様に熱い手や胸を吸われたりしたときの吐き気のするような嫌悪感」
 彼の訴えかけるようなまなざしに、心優は儚く微笑んだ。
「それ以来、私は男の人に触れられることができなくなった。もちろん、まだ子どもだったから、その後も誰とも直接的にそういう行為に及ぶ必要はなかったわけだけど。男の人に少し触れられただけで、鳥肌が立つの」
 長瀬がポツリと言った。
「それで、青田が乱暴しようとした時、心優は異常に怯えて〝お義父さん、止めて〟と叫んだんだな」
 彼は深い息を吐いた。
「ごめんな。そんな話を聞いたら、俺は尚更、心優に酷い仕打ちをしたと思うよ。子どもの頃に義理の親父にレイプされかけて、今度は俺にまた」
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