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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
―やっぱり、本当だったのね。
―まっ、仕方ないだろ。心優と約束したから、学校も今朝から行くつもりでいたけどさ、出ていけって言われるのに居座ることもできないからな。
笑い飛ばす彼の明るさが空元気だと判るだけに、心優はますます泣けてきた。
―もう、そんなこと言って。これからどうするの? 大学受験どころじゃなくなったのに。
しばらくまた沈黙があり、意外に晴れやかな長瀬の声が聞こえた。
―他校へ編入学っていう手もあるし、最悪、通信制高校だってある。別にこれですべて終わりっていうわけじゃないから。
心優は泣きながら言った。
―どんな形でも良いから、ちゃんと高校は卒業してね。
今度は彼は即答した。
―うん、心優との約束は必ず守る。できれば、大学も行くつもりだから。
―まっ、仕方ないだろ。心優と約束したから、学校も今朝から行くつもりでいたけどさ、出ていけって言われるのに居座ることもできないからな。
笑い飛ばす彼の明るさが空元気だと判るだけに、心優はますます泣けてきた。
―もう、そんなこと言って。これからどうするの? 大学受験どころじゃなくなったのに。
しばらくまた沈黙があり、意外に晴れやかな長瀬の声が聞こえた。
―他校へ編入学っていう手もあるし、最悪、通信制高校だってある。別にこれですべて終わりっていうわけじゃないから。
心優は泣きながら言った。
―どんな形でも良いから、ちゃんと高校は卒業してね。
今度は彼は即答した。
―うん、心優との約束は必ず守る。できれば、大学も行くつもりだから。