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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
まるで自分が妊娠したように歓んでくれた。
「これ、貰って良いか?」
長瀬は心優の承諾を得ると、医師から渡された超音波(エコー)写真を後生大切にパスケースにしまった。
二人が並んで歩く側を三輪車に乗った三歳くらいの女の子が追い越してゆく。まだ若い母親が女の子に何か話しかけながら付いて歩いていった。
長瀬は母子の姿を眼で追っていた。
「女の子かな、男の子かな。俺は最初は心優によく似た綺麗な女の子が良い」
母子の姿が見えなくなると、彼は思案顔になった。
「来年の四月、俺が十八になったら、すぐ籍を入れよう。それなら何とか心優の出産までには間に合う」
「そんなに急がなくても良いのよ」
心優が優しく言うと、彼は断固とした口調で言った。
「これ、貰って良いか?」
長瀬は心優の承諾を得ると、医師から渡された超音波(エコー)写真を後生大切にパスケースにしまった。
二人が並んで歩く側を三輪車に乗った三歳くらいの女の子が追い越してゆく。まだ若い母親が女の子に何か話しかけながら付いて歩いていった。
長瀬は母子の姿を眼で追っていた。
「女の子かな、男の子かな。俺は最初は心優によく似た綺麗な女の子が良い」
母子の姿が見えなくなると、彼は思案顔になった。
「来年の四月、俺が十八になったら、すぐ籍を入れよう。それなら何とか心優の出産までには間に合う」
「そんなに急がなくても良いのよ」
心優が優しく言うと、彼は断固とした口調で言った。