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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
「じゃあ、俺と取引しない?」
「取引?」
到底、生徒の口から教師に対して出たとは思えない科白に心優は眉をひそめた。
そう、と、青田は事もなげに頷いた。
「先生と俺の間で取引をする。俺はね先生、さっきも言ったように、先生のことは嫌いだけど、タイプではあるんだ。だから、先生と付き合いたい。俺の女になれよ」
心優は内心、呆れ果てた。これが教師相手の十六歳、もくしは十七歳の科白だというのだから笑える。しかも、相手は大真面目だ。
だが、この状態では、笑っていられる場合でもないというのも判っていた。青田の言うように、高校二年生の男の子の体軀も力ももう殆ど大人並みだ。或いはそれ以上かもしれない。非力な自分が到底太刀打ちできるものではなかった。
「私が嫌いなのに、どうして付き合いたいなんて思うの?」
「取引?」
到底、生徒の口から教師に対して出たとは思えない科白に心優は眉をひそめた。
そう、と、青田は事もなげに頷いた。
「先生と俺の間で取引をする。俺はね先生、さっきも言ったように、先生のことは嫌いだけど、タイプではあるんだ。だから、先生と付き合いたい。俺の女になれよ」
心優は内心、呆れ果てた。これが教師相手の十六歳、もくしは十七歳の科白だというのだから笑える。しかも、相手は大真面目だ。
だが、この状態では、笑っていられる場合でもないというのも判っていた。青田の言うように、高校二年生の男の子の体軀も力ももう殆ど大人並みだ。或いはそれ以上かもしれない。非力な自分が到底太刀打ちできるものではなかった。
「私が嫌いなのに、どうして付き合いたいなんて思うの?」