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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
六年生の卒業も間近になったある日、ある一人のクラスの女子が長瀬にバレンタインのチョコレートを渡した。その子が青田がずっと好きだった女の子というのも皮肉なめぐり合わせである。
長瀬がその子からのチョコレートを受け取ったことに対して青田は抗議を申し入れた。
その時、長瀬は
―折角、俺のために手作りまでしてくれたチョコを受け取らないわけにはいかないだろう。
青田にそう告げた。しかし、彼は頑として聞き入れなかった。
―好きでもないのなら、気を持たせるような行為は慎むべきだ。お前はチョコレートを返すべきだった。
何も長瀬はその女の子一人からのチョコレートだけを受け取ったわけではない。その頃からルックスも抜きん出て良く、少し陰のある不良がかった雰囲気がまた女の子たちに受けた。クラスの半数の女子からのチョコレート、つまりプレゼントされたものはすべて返すことなく受け取った、ただそれだけのことだ。
長瀬がその子からのチョコレートを受け取ったことに対して青田は抗議を申し入れた。
その時、長瀬は
―折角、俺のために手作りまでしてくれたチョコを受け取らないわけにはいかないだろう。
青田にそう告げた。しかし、彼は頑として聞き入れなかった。
―好きでもないのなら、気を持たせるような行為は慎むべきだ。お前はチョコレートを返すべきだった。
何も長瀬はその女の子一人からのチョコレートだけを受け取ったわけではない。その頃からルックスも抜きん出て良く、少し陰のある不良がかった雰囲気がまた女の子たちに受けた。クラスの半数の女子からのチョコレート、つまりプレゼントされたものはすべて返すことなく受け取った、ただそれだけのことだ。