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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
その人物が何かを察知したかのように振り向いた。
「誰が来たのかと思ったら、先生か」
長瀬は屈託ない笑みで手を振った。
「私で悪かったわね」
ここで引き返すのもかえって妙だと思い、心優は長瀬の方に歩いていった。
「まさか先客がいるとは思わなかったわよ」
これは本音だ。と、長瀬は肩を竦めた。
「嫌なことがあったり、むしゃくしゃして爆発しそうになったら、ここに来るんだよ」
「そういえば、数学の本井先生が言われたわね。屋上は長瀬君専用の貸し切りだって。よく授業をサボッて、ここに来るの?」
長瀬は毛虫でも踏みつけてしまったかのように綺麗な顔をしかめた。
「他の男の話は聞きたくないって言っただろう。それに、あんなスカした野郎が気になるのか? 俺は青田と同じくらい、本井は嫌いなんだ」
「誰が来たのかと思ったら、先生か」
長瀬は屈託ない笑みで手を振った。
「私で悪かったわね」
ここで引き返すのもかえって妙だと思い、心優は長瀬の方に歩いていった。
「まさか先客がいるとは思わなかったわよ」
これは本音だ。と、長瀬は肩を竦めた。
「嫌なことがあったり、むしゃくしゃして爆発しそうになったら、ここに来るんだよ」
「そういえば、数学の本井先生が言われたわね。屋上は長瀬君専用の貸し切りだって。よく授業をサボッて、ここに来るの?」
長瀬は毛虫でも踏みつけてしまったかのように綺麗な顔をしかめた。
「他の男の話は聞きたくないって言っただろう。それに、あんなスカした野郎が気になるのか? 俺は青田と同じくらい、本井は嫌いなんだ」