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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
「ごめん、不用意な発言だったわ」
素直に謝ると、長瀬は無邪気に笑った。こんな笑顔を見ると、普段は大人びて見えても、十七歳という歳相応だ。到底、その毎日に鬱屈したものを抱えているとは思えない。
「あのね、長瀬君。私はこれでも教師よ。未成年者の喫煙を黙って見過ごすわけにはいかないのよ」
「煩ェな」
長瀬は含み笑い、吸いかけの煙草を下のコンクリに押しつけた。そのままズボンのポケットから取り出した携帯の灰皿に入れるのを見て、心優は眼を丸くする。
「凄い、マナーを守る子なのね」
長瀬は苦笑した。
「俺だったら、ゴミはポイ捨てが似合うって? 何だよ、それ」
彼はおどけたように言い、続けた。
「子どものときから、お袋に他人に迷惑をかけるような行為だけは絶対にするなって言われたからな」
「素敵なお母さんね。判っていても、なかなか言えないことよ」
素直に謝ると、長瀬は無邪気に笑った。こんな笑顔を見ると、普段は大人びて見えても、十七歳という歳相応だ。到底、その毎日に鬱屈したものを抱えているとは思えない。
「あのね、長瀬君。私はこれでも教師よ。未成年者の喫煙を黙って見過ごすわけにはいかないのよ」
「煩ェな」
長瀬は含み笑い、吸いかけの煙草を下のコンクリに押しつけた。そのままズボンのポケットから取り出した携帯の灰皿に入れるのを見て、心優は眼を丸くする。
「凄い、マナーを守る子なのね」
長瀬は苦笑した。
「俺だったら、ゴミはポイ捨てが似合うって? 何だよ、それ」
彼はおどけたように言い、続けた。
「子どものときから、お袋に他人に迷惑をかけるような行為だけは絶対にするなって言われたからな」
「素敵なお母さんね。判っていても、なかなか言えないことよ」