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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
と、彼が信じられないものでも見たように心優を見た。
「教師にそんなことを言われたのは初めてだよ。先生って名前どおりの人なんだな」
「え?」
何を言われているか咄嗟に判らず眼を見開いた心優を彼は眩しげに見つめた。
「先生の名前、心が優しいって書くんだろ」
ああ、と、心優は頷いた。
「読みにくい字でしょ。親が何か凝っちゃって難しい読み方にしてくれたせいで、なかなか読める人がいないのよ」
「良い名前だと俺は思うけど」
「ありがとう」
また長瀬が眼を細めて心優を見つめ、それからポツリと呟いた。
「お袋のことを悪く言うヤツばかりだから。俺、それが悔しくてさ」
「言いたい人間には言わせておけば良いのよ。大切な息子であるあなただけがお母さんのことを信じて理解してあげていれば、きっとお母さんは大丈夫だと思うから」
心優は心から言った。
「教師にそんなことを言われたのは初めてだよ。先生って名前どおりの人なんだな」
「え?」
何を言われているか咄嗟に判らず眼を見開いた心優を彼は眩しげに見つめた。
「先生の名前、心が優しいって書くんだろ」
ああ、と、心優は頷いた。
「読みにくい字でしょ。親が何か凝っちゃって難しい読み方にしてくれたせいで、なかなか読める人がいないのよ」
「良い名前だと俺は思うけど」
「ありがとう」
また長瀬が眼を細めて心優を見つめ、それからポツリと呟いた。
「お袋のことを悪く言うヤツばかりだから。俺、それが悔しくてさ」
「言いたい人間には言わせておけば良いのよ。大切な息子であるあなただけがお母さんのことを信じて理解してあげていれば、きっとお母さんは大丈夫だと思うから」
心優は心から言った。