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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
だが、そんなことができるはずもない。ただの二十四歳の女と十七歳の男ならともかく、自分たちは教師と生徒、恋に落ちるのは許されない関係なのだから。
心優が沈み込んだのを気遣ってか、長瀬はまた突如として話題を変えた。
「それよりも、先生、さっき俺に見惚れてただろう?」
「ええっ」
心優は愕いて彼を見つめ返す。長瀬がしてやったりとばかりにほくそ笑んだ。
「俺が気づいてないと思う? ―ってか、バッチリ眼線が合ったんだから、嘘ついても無駄だぜ」
「その歳でそれだけ自信過剰だなんて、何か空恐ろしいわね。長瀬君は大人になったら、きっと大勢の女の人を泣かせることになるわよ」
冗談にしてしまおうと、わざとふざけて言うのに、彼は怖いくらい真剣に返してきた。
心優が沈み込んだのを気遣ってか、長瀬はまた突如として話題を変えた。
「それよりも、先生、さっき俺に見惚れてただろう?」
「ええっ」
心優は愕いて彼を見つめ返す。長瀬がしてやったりとばかりにほくそ笑んだ。
「俺が気づいてないと思う? ―ってか、バッチリ眼線が合ったんだから、嘘ついても無駄だぜ」
「その歳でそれだけ自信過剰だなんて、何か空恐ろしいわね。長瀬君は大人になったら、きっと大勢の女の人を泣かせることになるわよ」
冗談にしてしまおうと、わざとふざけて言うのに、彼は怖いくらい真剣に返してきた。