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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
「俺はそんな馬鹿はしない。親父のように大勢の女を泣かせるのは嫌だ。結局、親父は本妻も俺のお袋もずっと苦しめた。俺は子どもがいてもいなくても、一人の女を大切に守りたいんだ。だから、結婚も自分で相手を探して、ずっと愛し続けることのできる女とする」
心優はそれでもまだ冗談に紛らわせようとした。
「自分がまだ子どもの癖に、長瀬君たら、ませてるのね」
と、彼が叫ぶように言った。
「子ども子どもって、子ども扱いするな。大体、先生はまだ二十四だろ、俺とは七つしか違わないんだ。俺が十八になったら、結婚だって、できる。先生、俺を生徒じゃなくて一人の男として見てくれよ、頼むから、子ども扱いしないでくれ」
「長瀬君、あなた、何を言って―」
この時、心優は動揺していた。それは彼が予期せぬことを口走ったからだけではない。彼の言葉がそのまま彼女自身の心の奥底に芽生え始めた許されない想いを言い当てるようでもあったからだ。
心優はそれでもまだ冗談に紛らわせようとした。
「自分がまだ子どもの癖に、長瀬君たら、ませてるのね」
と、彼が叫ぶように言った。
「子ども子どもって、子ども扱いするな。大体、先生はまだ二十四だろ、俺とは七つしか違わないんだ。俺が十八になったら、結婚だって、できる。先生、俺を生徒じゃなくて一人の男として見てくれよ、頼むから、子ども扱いしないでくれ」
「長瀬君、あなた、何を言って―」
この時、心優は動揺していた。それは彼が予期せぬことを口走ったからだけではない。彼の言葉がそのまま彼女自身の心の奥底に芽生え始めた許されない想いを言い当てるようでもあったからだ。