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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第2章 始まりの試練
心優は唖然としているしかなかった。新しい赴任先が男子校とは聞いていたけれど、まさか、ここまで騒がしいとは。
心優は両手を叩いて生徒の注意をこちらに向けようとした。
「静かにしましょう、もう、とっくに朝礼の時間は始まっていますよ」
R高校は朝八時半から四十分まで朝礼の時間と決まっている。その間に当日の教師から生徒への諸連絡、提出物の収集などを行う。
だが、何故か室内は静かになるどころか、生徒たちは一斉にゲラゲラと笑い出した。心優は内心戸惑いつつも、更に声を張り上げた。
「さあ、立っている人は自分の席に戻って下さい。これから朝礼を始めますよ」
それでも、まだ何人かは立ち上がって思い思いの場所にいたが、大方は仕方なさそうに席に着く。
心優はひきつりそうになる顔に懸命に笑顔を貼り付けた。
心優は両手を叩いて生徒の注意をこちらに向けようとした。
「静かにしましょう、もう、とっくに朝礼の時間は始まっていますよ」
R高校は朝八時半から四十分まで朝礼の時間と決まっている。その間に当日の教師から生徒への諸連絡、提出物の収集などを行う。
だが、何故か室内は静かになるどころか、生徒たちは一斉にゲラゲラと笑い出した。心優は内心戸惑いつつも、更に声を張り上げた。
「さあ、立っている人は自分の席に戻って下さい。これから朝礼を始めますよ」
それでも、まだ何人かは立ち上がって思い思いの場所にいたが、大方は仕方なさそうに席に着く。
心優はひきつりそうになる顔に懸命に笑顔を貼り付けた。