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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
「おい! それはどういう意味だ」
青田が立ち上がり、後ろを向いた。射貫くような眼で長瀬を見つめている。青田が怒るのも無理はない部分もある。誰がと明確に言わなかったけれど、長瀬は青田の父を指して暗に〝馬鹿〟と言ったのだ。
しかし、授業中にそもそも父親の女関係を持ちだして愚かな発言をしたのは青田の方で、元凶は青田自身にあるともいえる。
「そういうお前の母親だって、囲われ者だろうが」
青田が憎しみに満ちた口調で断じた。
「二人とも、もう止めなさい」
このままでは大変なことになってしまう。心優は慌てて止めに入った。
「青田君、あなたの家のことについてとやかく言うことはできないけれど、奥さん以外の女性と親しく付き合っているという行為はあまり自慢できることではありません。真剣であるべき授業中にお父さんのことを口に出したあなたにも落ち度はあります」
青田が立ち上がり、後ろを向いた。射貫くような眼で長瀬を見つめている。青田が怒るのも無理はない部分もある。誰がと明確に言わなかったけれど、長瀬は青田の父を指して暗に〝馬鹿〟と言ったのだ。
しかし、授業中にそもそも父親の女関係を持ちだして愚かな発言をしたのは青田の方で、元凶は青田自身にあるともいえる。
「そういうお前の母親だって、囲われ者だろうが」
青田が憎しみに満ちた口調で断じた。
「二人とも、もう止めなさい」
このままでは大変なことになってしまう。心優は慌てて止めに入った。
「青田君、あなたの家のことについてとやかく言うことはできないけれど、奥さん以外の女性と親しく付き合っているという行為はあまり自慢できることではありません。真剣であるべき授業中にお父さんのことを口に出したあなたにも落ち度はあります」