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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第3章 もつれ合う心
 更に長瀬に向かって言う。
「長瀬君も言い過ぎです。相手が幾ら言いたい放題言ったからといって、それに応じて自分も相手を貶めて良いというものではありません」
「先生は青田の味方をするのか?」
 長瀬が低い声で言った。心優は首を振る。
「そういうわけではありませんが、教師はいつも公平でなければならない。私はどちらかだけの味方はしません」
 ガタリと静まり返った教室に椅子の音が響き渡った。長瀬はデイパックを担ぐと、後方の入り口に向かっていく。授業を中断するのは明らかだ。
「長瀬君、待ちなさい。勝手は認められませんよ」
 心優は走って長瀬のところに行った。何としてでも彼が出ていくのを止めるつもりだ。
 彼が一瞬、立ち止まり、心優はかすかな期待をこめて彼を見た。が、彼は思ってもみなかったことを言った。
「胸、揺れてるよ」
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