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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第4章 哀しいすれ違い
母親の口調は怒っているというよりは、どこか愉しげだった。
「申し訳ありません、本当に」
心優がまた頭を下げるのに、彼女は声を上げて笑った。ポカンとする心優に、母親は愉しげに言う。
「あんたみたいなお嬢さんによくうちの息子が殴れたわね。道理で大翔が前のときみたいに先生を殴り返さなかった、やっと理由が判ったわよ」
と、また愉しげに笑う。
「マ、ここで立ち話も何だから、上がって」
あっさりと言われ、心優は調子が狂いっ放しだ。
「汚いし狭いしから、恥ずかしいけど」
母親は口調とは裏腹に少しも恥じ入る様子もない。
「あの、お出かけ前なのではないですか?」
おずおずと問うと、ジャージ姿の母親は肩を竦めた。
「申し訳ありません、本当に」
心優がまた頭を下げるのに、彼女は声を上げて笑った。ポカンとする心優に、母親は愉しげに言う。
「あんたみたいなお嬢さんによくうちの息子が殴れたわね。道理で大翔が前のときみたいに先生を殴り返さなかった、やっと理由が判ったわよ」
と、また愉しげに笑う。
「マ、ここで立ち話も何だから、上がって」
あっさりと言われ、心優は調子が狂いっ放しだ。
「汚いし狭いしから、恥ずかしいけど」
母親は口調とは裏腹に少しも恥じ入る様子もない。
「あの、お出かけ前なのではないですか?」
おずおずと問うと、ジャージ姿の母親は肩を竦めた。