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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第4章 哀しいすれ違い
陽気そのものだった彼女の突然の涙に、心優は胸をつかれた。
「私も息子さんの夢が叶うために全力で応援します」
そう言うと、母親は眼を輝かせた。
「あたしらはどうやら気が合うみたいだねえ。きっと良い姑と嫁になれるよ」
いまだ誤解は解けないままだ。心優は大切な話も終えたことだしと、今度はこの誤解を解いておこうと口を開いた。その時、立て付けの悪いドアが外側からたたきつけられるように開いた。
「お帰り、あんたの惚れた彼女が来てるよ」
間延びした母親の声に、長瀬の顔が強ばった。心優を睨みつけてから、今度は母親に噛みつくように叫ぶ。
「彼女に何を話した?」
彼の母はのんびりと言った。
「色々」
母親を相手にしていても埒があかないと悟ったのか、長瀬はいきなり心優の手を掴み、引っ張って外に連れ出した。
「私も息子さんの夢が叶うために全力で応援します」
そう言うと、母親は眼を輝かせた。
「あたしらはどうやら気が合うみたいだねえ。きっと良い姑と嫁になれるよ」
いまだ誤解は解けないままだ。心優は大切な話も終えたことだしと、今度はこの誤解を解いておこうと口を開いた。その時、立て付けの悪いドアが外側からたたきつけられるように開いた。
「お帰り、あんたの惚れた彼女が来てるよ」
間延びした母親の声に、長瀬の顔が強ばった。心優を睨みつけてから、今度は母親に噛みつくように叫ぶ。
「彼女に何を話した?」
彼の母はのんびりと言った。
「色々」
母親を相手にしていても埒があかないと悟ったのか、長瀬はいきなり心優の手を掴み、引っ張って外に連れ出した。