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独占欲に捕らわれて
第8章 独占欲に捕らわれて
「そっかぁ、この1ヶ月で好きになってもらおうと、オレなりに努力したけど、ダメだったか。それは残念」
残念というわりには、不自然な笑顔は張り付いたままだ。紅玲は千聖を片手で抱きしめ直しながら、カバンから茶色の小瓶を取り出す。千聖は音だけで紅玲がなにかを取り出したのを察し、彼の胸板を押して見上げた。
「何をしようっていうの?」
「面白いこと」
紅玲はそう言って千聖の頬にキスをすると、小瓶の中身を一気にあおった。

「紅玲、それは……んんっ!?」
紅玲は千聖を押し倒し、唇を重ねる。舌を千聖の口内に侵入させると、先程の液体を流し込み、彼女の可愛らしい小鼻をつまんだ。
(なにこれ、甘い……苦しい……!)
千聖が大きくのどを鳴らして薬を飲み込むと、紅玲はようやく彼女の口と鼻を解放した。千聖は大きく肩で息をしながら、紅玲を睨みつける。

「何を飲ませたのよ?」
「そのうち分かるんじゃない?」
紅玲はニヤつきながら、千聖の躯に指先を這わせる。
「んぅ……あ、や……あぁ……!」
小さな快楽に時折躯を小さく跳ねさせながら、吐息と共に悩ましい声が零れる。

「チサちゃんの感じてる可愛い顔も、今日で見納めかぁ……。寂しいな」
紅玲は相変わらず言葉と一致しない顔をしながら、千聖の乳首をつまみ上げる。
「ひうぅ……! ん、ああっ……! や、やだ……! なんか、……っ!?」
千聖は感じながら、自分の躯に違和感を覚えた。躯はダルくなり、のどに閉塞感がじわりと押し寄せてきた。

「即効性とはいえ、こうもはやく効くとはね」
嬉しそうに言う紅玲に説明を求めようとするが、声が出ない。
「しばらくは声を出せないはずだよ、無理して喋ろうとしない方がいい」
紅玲はカバンから黒い寝袋のような拘束具を出すと、ロクに動けない千聖を入れて、複数あるベルトを次々と締めていく。
(嫌、やめて! やめてよ!)
千聖は心の中で悲痛な声を上げるが、紅玲に届くはずもなく……。

「できた」
紅玲は満足げに千聖を見下す。顔以外、寝袋のような拘束具におおわれた千聖は、芋虫のような有様だ。紅玲はそんな千聖を抱えてトイレに行くと、便器と向かい合うようなかたちで、壁によりかからせて座らせる。
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