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ひと夏の恋……そして……
第5章 運命のいたずら
私と夏樹が結婚するにあたって、一番の問題は真和だと思っている。
真和が夏樹を受け入れない限り、私と夏樹の未来はない。
その真和が夏樹を日常として受け入れてくれていると分かれば少なからず安心することができる。
「ねぇ、真和……」
「何?ママ?」
カニの動きに見入っている真和に声をかけると、真和は私の方に視線を向けた。
「うん……これから先もずっと、なつ兄ちゃんが真和と川の字に寝たいって言ったらどうする?」
「えっ?なつ兄ちゃん、ずっと僕と寝てくれるの?」
私の言葉に瞳をキラキラと輝かせ、私に抱きついてくる真和と同じ目線になって聞く。
「これからもずっとなつ兄ちゃんと一緒に住むことになったら真和はイヤ?それともうれしい?」
「イヤじゃない!僕うれしい!!やったぁ~~」
私の言葉に考えることもなくぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んだ。
それを見て今はこれでいいと納得する。
徐々に父親だと認識してくれたらと思いながら夏の潮風を感じていると夏樹から電話がかかってきた。
真和が夏樹を受け入れない限り、私と夏樹の未来はない。
その真和が夏樹を日常として受け入れてくれていると分かれば少なからず安心することができる。
「ねぇ、真和……」
「何?ママ?」
カニの動きに見入っている真和に声をかけると、真和は私の方に視線を向けた。
「うん……これから先もずっと、なつ兄ちゃんが真和と川の字に寝たいって言ったらどうする?」
「えっ?なつ兄ちゃん、ずっと僕と寝てくれるの?」
私の言葉に瞳をキラキラと輝かせ、私に抱きついてくる真和と同じ目線になって聞く。
「これからもずっとなつ兄ちゃんと一緒に住むことになったら真和はイヤ?それともうれしい?」
「イヤじゃない!僕うれしい!!やったぁ~~」
私の言葉に考えることもなくぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んだ。
それを見て今はこれでいいと納得する。
徐々に父親だと認識してくれたらと思いながら夏の潮風を感じていると夏樹から電話がかかってきた。