この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第5章 運命のいたずら

「ごめん、夏樹!真和がっ」

『わかってる。犬を見つけて走り出したんだろう』

真和の叫び声で全てを察した夏樹が笑いながら答えていた。

「うん、ごめんね」

『謝るなって、また電話するから、またな』

「うん、またね」

あれだけ切りづらかった電話を切って、走って行った真和を追いかける。
一目散に走っていく先には白い犬がボールを咥えて泳いでいる姿が目に入った。
犬好きな真和が飛びつくわけだと思いながら声を上げた。

「真和!待って!!走ると危ないから」

「わかってるもん」

そう言いながら振り返る。
だけど私が声をかけたタイミングが悪かった。

「真和!!前!前!!」

そう大きな声を張り上げても遅かった。
振り返りながら走っていた真和は、海を眺めて立っていた人にぶつかって弾き飛ばされてしまった。
それでも泣かない真和を男性が抱き起し、洋服についた砂を払ってくれていた。


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ