この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第5章 運命のいたずら

「本当によかったんですか?」

布団を敷きながら、佐伯さんは何度も同じ言葉を口にする。

「こちらこそ、こんな場所ですいません」

「いえいえ。泊まる場所だけでも提供していただけたらどこでも大丈夫ですよ」

穏やかに話す佐伯さんは、シーツをかけるのまで手伝ってくれた。
寝る準備ができれば、少し飲みませんかと誘われビール缶を傾けて静かな夜を過ごすことになった。
初めて会った佐伯さんを家に泊めるなんて可笑しいのかもしれない。
分かっていても提案をしてしまった。

『よかったらうちに泊まりませんか?』

まさかそんな提案をされるとは思っていなかったふたりは驚いていたけど、島に泊まりたかった佐伯さんは喜んで申し出を受け取ってくれた。
泊まる場所も良い場所とは言えない。
さすがに同じ部屋で寝泊まりするわけにもいかず、佐伯さんの布団を敷いたのは、お店の2階だった。
叔母さんが健在の時は2階まで使って営業していたけど、人手が足りない今は1階だけの営業にして2階は空き部屋となっていた。


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ