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ひと夏の恋……そして……
第1章 進みだした時間
ソンちゃんの言葉は納得する言葉だった。
ソンちゃんの言う通り、真和が生まれた時だったり、1年前とかだったら考える余地さえなかったと思う。
まだ彼の事好きだったし。
もちろん、今でも好きだし忘れられない。
だけど夏樹に見つめられ触れられて、私の心は揺らいだ。
彼と合わなくなって初めて動いた私の心。
今だから動いた心なんだと、ソンちゃんの言葉で感じた。

「直ぐにとは言わないよ。だけど夏樹ちゃんの気持ち、きちんと考えてあげるんだよ。もし、やっぱり無理だと思っても、その気持ちは隠さずに伝えるといい。それが相手に対しての礼儀だからね」

ソンちゃんは、優しい眼差しで私を見つめてくれていた。
叔母さんが亡くなり、今ではソンちゃんが親代わりと言ってもいいぐらいだ。
そのソンちゃんの言葉は深く私の心に根付いていく。

「うん、考えてみるよ」

そう告げると、良い子良い子と頭を撫でてくれた。
もう大人なんだからやめてよ!!と言うと、いつまでたっても真緒はかわいい私の娘だよ、と私の心を和ませてくれた。


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