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ひと夏の恋……そして……
第7章 揺れ動く私の心
「起きたか。気分はどうだ?」
寝起きでボーッとしてる私の顔を覗き込んでくるのは夏樹だった。
「夏樹?どうしてここに?」
「いつも来る時間に真緒が顔を出さなかったって聞いたから心配して電話したんだよ。そしたら寝込んでるって聞いて、こんな時間になったけど様子を見にきたんだよ」
夏樹の言葉に時計を見れば21時を回っていた。
水を飲むために身体を起こせば、寝汗でシャツがすごいことになっていた。
「着替えるか?」
「うん、気持ち悪い」
いつも以上にベタベタと感じる汗に気持ち悪さを感じて頷けば、ちょっと待ってろと言って濡れたタオルを持ってきてくれた。
「自分で脱げるか」
「うん……」
頷いてみたものの、今日に限ってボタンがあるパジャマでうまくボタンが外せずモタモタしていると、私の代わりに夏樹が外してくれた。
ブラもつけていないから胸を晒すことになっても、頭がぼーっとしていて恥ずかしいとか思う気力もなく裸らをさらけ出していた。