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ひと夏の恋……そして……
第7章 揺れ動く私の心
まだ誰にも言ってないけど、高校を卒業したら両親の手から離れてここで暮らしたいとも思っている。
叔母さんと一緒にお店をやって自由を満喫したいと。
だけど、きっとそれは私の夢で終わってしまう。
あの両親が大学にも行かずにここに住むことを許してくれるはずはない。
良い大学に入り、良い会社に就職して、社会的地位のある人と結婚することが幸せだと思っている両親に、この夢を理解されることは決してない。
分かっているだけに、まだ始まったばかりだという夏も終わりを考えれば気持ちが沈んでしまう。
「どうしたの?心配事?」
少し沈んだ顔をすると和泉は心配する。
よく人のことを見ているなと感心した。
「大したことじゃないの。この島が大好きだから将来はここに住みたいなって、でも両親が許してくれるわけもないから……いつになったら自由になれるのかなぁって」
和泉に愚痴っても仕方がないけど口に出していた。
ほんの一時の自由ではなくて永遠と続く自由が欲しいと、和泉に話していた。
叔母さんと一緒にお店をやって自由を満喫したいと。
だけど、きっとそれは私の夢で終わってしまう。
あの両親が大学にも行かずにここに住むことを許してくれるはずはない。
良い大学に入り、良い会社に就職して、社会的地位のある人と結婚することが幸せだと思っている両親に、この夢を理解されることは決してない。
分かっているだけに、まだ始まったばかりだという夏も終わりを考えれば気持ちが沈んでしまう。
「どうしたの?心配事?」
少し沈んだ顔をすると和泉は心配する。
よく人のことを見ているなと感心した。
「大したことじゃないの。この島が大好きだから将来はここに住みたいなって、でも両親が許してくれるわけもないから……いつになったら自由になれるのかなぁって」
和泉に愚痴っても仕方がないけど口に出していた。
ほんの一時の自由ではなくて永遠と続く自由が欲しいと、和泉に話していた。