この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第7章 揺れ動く私の心

「ここに噛みつきたいんだって言ったら意味は分かるかな?」

その言葉で意味が分からないと答えるには無理がある。
恥ずかしくて和泉から視線を外そうとすると、直ぐに頬に手をあてられて背けることができなかった。

「僕は本気だよ。冗談でもなんでもない――本気で真緒が欲しんだ。」

遠まわしだった言葉からストレートな言葉に変わる。
こんなにもはっきりと言葉にされたことがない私は、それだけでドキドキして変に和泉を意識する。

「……真緒、好きだよ。」

さらなる言葉にキュンと心が躍った。
今まで誰にも言われなかった言葉。
そうなのかもしれないと思うような態度はあっても、ここまではっきりと言葉にしてはくれなかった夏樹。
悪いとは思いながら和泉と夏樹を比べてしまう。

「大学で夏樹から真緒の話をよく聞いてたんだ。夏だけ島に来る妹みたいな女の子がいるって」

「妹?」

「そうだよ。夏樹夏樹っていつも自分を慕ってくれる妹みたいな子がいるって。どんなにかわいい子なんだろうって気になってた。実際にあってみれば想像していた以上に可愛くて、妹みたいな女の子って言う夏樹が信じられなかったよ。僕だったら妹より彼女にしたいと思ったのにね」


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ