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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛
そんなことを考えていると、先ほど駐車したスペースが空いていてスムーズに止めることができた。
あんなに人がいた海岸もほとんど人がいなくなり、数名の家族も帰る準備をしていた。
私と和泉だけの貸し切りで、幻想的な景色を和泉に見せることができると思うとわくわくする。

「歩きながら待とうか」

和泉の言葉にうなずいて、お昼と同じように手を繋いで砂浜を少し歩く事にした。
歩いているうちに太陽は傾きかけ青空だった空は朱に染めていく。
その頃には思っていた通り誰もいなくなっていた。

「真緒が見せたかったのはこれ?」

「ううん。これからだよ。移り行く景色、それを和泉に見てほしかったの」

夕日が沈むだけでもきれいだとは思う。
だけど本当に見せたかったのはこれから。
地平線に沈む夕日。
沈む瞬間に地平線をより赤くして消えていく。
そして徐々に暗さを増し、満点に輝く星たち。
ものの数分でいろんな顔を見せてくれる自然の神秘。
それを和泉に見せたかった。
そして感動を共有したかった。


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