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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛

「そろそろ帰ろうか。遅くなると真緒が怒られるよ」
和泉の一言に、一瞬にして現実に引き戻される思いがした。
まだまだ一緒にいたいのに、夜中と違って帰らなければ叔母さんも夏樹も心配する。
「……そうだね。帰らなきゃダメだよね」
言葉にしながらも、まだ帰りたくない私は和泉に抱きついた。
「どうしたの?」
「んっ、もっと一緒にいたい。帰りたくない」
今の気持ちをそのまま言葉にすると、僕もだよと言ってキスをしてくれた。
舌を絡ませお互いの唾液が混じるほど激しく貪りあい、深くなればなるほど身体は疼き出す。
そして和泉の身体にも変化が起き、彼の欲情も嫌という程伝わってくる。
そこに手を忍ばせ撫でると、和泉は身体を震わせた。
「気持ち良い?」
「気持ち良いに決まってるよ。」
目じりを下げながら言われると、もっと気持ちよくなって欲しいと膨れ上がっている場所を撫で続け、和泉の息も上がり始めた。
その吐息さえも私を欲情させる。
私の感じている声を聴きたがる和泉の気持ちが良くわかり、もっと私に感じてほしくてファスナーを下ろして手を忍ばせ直接触った。

