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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛

私の手を引いて車に戻った和泉は何も言わずに車を走らせる。
どこに向かうのか分からず和泉のシャツを引っ張ると、肩に腕を回して抱き寄せてくれた。
そこから伝わる温もりに和泉に全てを委ねようと身体を預けた。
それから少ししてわき道にそれて車は止まり、そこは真っ暗で車さえ通らないような場所だった。
「後ろに行こう」
ヘッドライトを消した和泉は後ろに移動し、私が乗ってドアを閉めたのを確認してカギを閉めた。
そして、ここでも先ほどの続きのように激しいキスを交わした。
Wirbel(ヴィアベル)の透明感のある歌声と、キスの音だけが響く空間に気持ちが昂る。
キスをしながら身体を倒され、真上から和泉に見下ろされていた。
「ごめんね。こんなところで、でも他に良い場所が思いつかなくて……」
目じりを下げながら申し訳なさそうに口にする。
この島にはラブホというものがない。
ビジネスホテルはあっても、この季節では空きがないし、叔母さんの家や夏樹の部屋ですることはできなかった。
そうなると外か車ということになる。
どこに向かうのか分からず和泉のシャツを引っ張ると、肩に腕を回して抱き寄せてくれた。
そこから伝わる温もりに和泉に全てを委ねようと身体を預けた。
それから少ししてわき道にそれて車は止まり、そこは真っ暗で車さえ通らないような場所だった。
「後ろに行こう」
ヘッドライトを消した和泉は後ろに移動し、私が乗ってドアを閉めたのを確認してカギを閉めた。
そして、ここでも先ほどの続きのように激しいキスを交わした。
Wirbel(ヴィアベル)の透明感のある歌声と、キスの音だけが響く空間に気持ちが昂る。
キスをしながら身体を倒され、真上から和泉に見下ろされていた。
「ごめんね。こんなところで、でも他に良い場所が思いつかなくて……」
目じりを下げながら申し訳なさそうに口にする。
この島にはラブホというものがない。
ビジネスホテルはあっても、この季節では空きがないし、叔母さんの家や夏樹の部屋ですることはできなかった。
そうなると外か車ということになる。

