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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛

「大丈夫だよ。和泉がいればどこでも」

「んっ。ありがとう。そう言ってもらえるとうれしいよ。――真緒、好きだよ」

和泉は私の髪の毛を撫でながら好きだと言ってくれた。
それがうれしくて、私も和泉の髪の毛を撫でながら伝えた。

「私も和泉の事好きだよ。」

だから今がある。
お互いに好きだから身体を重ねたいと強く思えた。
和泉の手がTシャツをたくし上げて胸元にキスを落とす。
音を立てながら何度も何度もキスを落とし、乳首に吸い付かれた時はゾクリとした。
片方は指で転がされ、もう片方は舌で舐められたまらず声をあげた。

「ンアッ……」

その声を合図のように和泉の舌と指が踊るように私の身体の上で舞い、時間が経つにつれて快楽が深くなるのがわかる。
もっと触ってほしい、もっと愛してほしいと身体はさらなる快楽を求め始めたいた。

「和泉っ」

「んっ?」

私の胸から顔を上げた和泉は目を細めてどうしたのと目線で訴えかける。
もっと気持ちよくなりたいと思っていても恥ずかしくて言葉にはできず顔を背けていた。


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