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ひと夏の恋……そして……
第9章 彼と秘密の時間
夏樹が寝ていれば自然とふたりの時間が生まれ、和泉の手が私の指に絡んでくる。
顔を上げて和泉を見上げれば当然のように唇を寄せ、すぐ傍では夏樹が寝ているというのに、いつものように舌を絡ませながら時間が許す限りキスを交わした。
「んっ……」
夏樹が寝がえりを打つ仕草で和泉から離れたけど、夏樹が起きる気配はなかった。
だからもう一度だけ軽くキスをした。
「そう言えばね。夏樹が夜中に外にでてなかったかって聞いてきたの。咄嗟にごまかしたけど、やっぱり見回りとかしてるのかな?」
夏樹に迫られたことは口が裂けても言えず、言えることだけを話して今後の事を相談した。
「どうだろうね。でも昨日は寄り合いででかけてたからたまたまなんじゃないかな?用心に越したことはないけど気にしすぎて会えなくなるほうが嫌かな」
和泉の言葉に今夜も一緒に過ごせるのだと分かりホッとした。
唯一和泉と一緒にいられる時間だから、その時間だけは奪われたくはなかった。
顔を上げて和泉を見上げれば当然のように唇を寄せ、すぐ傍では夏樹が寝ているというのに、いつものように舌を絡ませながら時間が許す限りキスを交わした。
「んっ……」
夏樹が寝がえりを打つ仕草で和泉から離れたけど、夏樹が起きる気配はなかった。
だからもう一度だけ軽くキスをした。
「そう言えばね。夏樹が夜中に外にでてなかったかって聞いてきたの。咄嗟にごまかしたけど、やっぱり見回りとかしてるのかな?」
夏樹に迫られたことは口が裂けても言えず、言えることだけを話して今後の事を相談した。
「どうだろうね。でも昨日は寄り合いででかけてたからたまたまなんじゃないかな?用心に越したことはないけど気にしすぎて会えなくなるほうが嫌かな」
和泉の言葉に今夜も一緒に過ごせるのだと分かりホッとした。
唯一和泉と一緒にいられる時間だから、その時間だけは奪われたくはなかった。