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ひと夏の恋……そして……
第10章 夏の終りと共に

昨日と同じ場所に向かう車の中で和泉の様子は変わらない。
夏樹に何か言われなかったのかと聞くと何もと答えた。
「真緒との事も話したかったけど忙しいみたいで話ができなかったんだ。今日は珍しく民宿に泊まるっていうし。まだ僕たちの事言えてなくてごめんね」
夏樹は朝の出来事を和泉には話していなかった。
私にはあれだけ詰め寄ったのにどうしてなのかと考えてもわからず、夏樹が話さないのなら私が話すべきだと車が停まるのを待って話すことにした。
昨日と同じように後ろの席に移動して、和泉の両手を握って話をした。
「夏樹が民宿に泊まるって話ね、きっと夏樹は和泉に会いたくないんだと思う」
「どういうこと?」
不思議がる和泉に、和泉と別れてからの事を全て話した。
そして、私と夏樹との関係も包み隠さず話すと、私の頭に手を伸ばして和泉の胸に引き寄せてくれた。
夏樹に何か言われなかったのかと聞くと何もと答えた。
「真緒との事も話したかったけど忙しいみたいで話ができなかったんだ。今日は珍しく民宿に泊まるっていうし。まだ僕たちの事言えてなくてごめんね」
夏樹は朝の出来事を和泉には話していなかった。
私にはあれだけ詰め寄ったのにどうしてなのかと考えてもわからず、夏樹が話さないのなら私が話すべきだと車が停まるのを待って話すことにした。
昨日と同じように後ろの席に移動して、和泉の両手を握って話をした。
「夏樹が民宿に泊まるって話ね、きっと夏樹は和泉に会いたくないんだと思う」
「どういうこと?」
不思議がる和泉に、和泉と別れてからの事を全て話した。
そして、私と夏樹との関係も包み隠さず話すと、私の頭に手を伸ばして和泉の胸に引き寄せてくれた。

