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ひと夏の恋……そして……
第10章 夏の終りと共に

「真緒、愛してるよ」

「私も愛してる」

言葉で愛を確かめ合いキスを交わしながら和泉は腰を打ち付け私を絶頂に向かわせる。

「アアッ、いずみっ……イイッ、そこっ、イイッ」

一番感じる場所をグリグリと押し付けられ、はしたくなくも惜しみなく喘ぎ声を上げ快感に浸る。

「知ってるっ……アッ、真緒の感じる場所なら、知ってるよ」

和泉も嬌声を上げ、汗を滴り落としながら腰を振り続けていた。

「イクッ……和泉っ、イクッからっ」

限界を迎えた私は、身体を強張らせながら和泉に抱きついた。

「アアアアッ、僕もイクよっ……イクッ、イクッ、イクッ!!」

私が背中を大きくしならせてイッた瞬間、和泉も私の中から抜け出してお腹の上に白濁を飛び散らせた。
全てを出し切った和泉は倒れるように私の横に寝転び苦しそうに大きく呼吸をする。


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