この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第11章 甦る記憶と共に
お互いに何も話さない空間は不思議で、その静かな空間は真和が降りてくると一変する。

「ママ~?おはよう。――あっ!おじちゃんもおはよう」

いつものように下に降りてきた真和は、カウンターに座っている佐伯さんをみつけると、にこやかに挨拶をした。
だけど、副社長に向かっておじちゃんは失礼だろうと慌て謝ると、佐伯さんは真和を抱きかかえて大丈夫だと笑った。

「真和くんにとって私は立派なおじさんですからね。仕方ありません」

「本当にすいません」

何度も何度も頭を下げる私に真和は不思議顔。

「おじちゃんって呼んじゃダメなの?」

「別にかまわないよ。もう28歳だからね。真和くんにとってはおじさんだ」

「28歳なんですか?」

「はい。今年で28歳になります」

佐伯さんの年齢に驚く私に、にっこりと微笑みながら自分の年を教えてくれた。
28歳……
それは和泉の現在の年で、当然ながら夏樹も同じ年齢だった。
その佐伯さんをおじさんと呼ばせるわけにはいかないと、夏樹を引き合いにだして説明する。

/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ