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ひと夏の恋……そして……
第14章 花火大会と決意
その本部の対応をソンちゃんが3年前から引き受けてくれている。
それは真和が物事を理解できるようになれば、浜辺に出て花火を見たいとせがむようになったからだ。
テラスからでもきれいに見えるけど、出店に興味を持ち、人の賑やかさが気になるのか外に出たいと言い出し、夏樹と一緒に外に出て見るようになった。
人ごみの中で見るより、テラスで見るほうが楽だと思うのは大人の勝手で子供は賑やかな場所を好むようだった。
今年は夏樹も行けないから諦めていたけど、真和が見たいだろうからと今年も快く送り出してくれた。
そこに佐伯さんという和泉に似た男性がいるとも知らずに……
ソンちゃんには申し訳ないと思うけど、どうしても佐伯さんと花火を見たかったからふたりで見に行くと嘘をついてまででかけた。
幸いなことに、花火大会の様子を見たいからと早めに家を出た佐伯さんがソンちゃんと顔を合わせることはなかった。
それも奇跡的に今まで一度も鉢合わせをしたことがない。
それは真和が物事を理解できるようになれば、浜辺に出て花火を見たいとせがむようになったからだ。
テラスからでもきれいに見えるけど、出店に興味を持ち、人の賑やかさが気になるのか外に出たいと言い出し、夏樹と一緒に外に出て見るようになった。
人ごみの中で見るより、テラスで見るほうが楽だと思うのは大人の勝手で子供は賑やかな場所を好むようだった。
今年は夏樹も行けないから諦めていたけど、真和が見たいだろうからと今年も快く送り出してくれた。
そこに佐伯さんという和泉に似た男性がいるとも知らずに……
ソンちゃんには申し訳ないと思うけど、どうしても佐伯さんと花火を見たかったからふたりで見に行くと嘘をついてまででかけた。
幸いなことに、花火大会の様子を見たいからと早めに家を出た佐伯さんがソンちゃんと顔を合わせることはなかった。
それも奇跡的に今まで一度も鉢合わせをしたことがない。