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ひと夏の恋……そして……
第14章 花火大会と決意
それを見ながらどれを釣り上げようかと真剣に悩み、一番有名なキャラクターに決めたようで、佐伯さんにレクチャーを受けながら釣りが始まった。
佐伯さんの言うことを真剣に聞きながら糸を垂らして、ヨーヨーの糸の先の輪っかに針をかけて釣り上げる。
5歳の真和には難しいかと思っていると、意外と簡単に取れて私の方が驚いていた。
「ママ、とれちゃった」
本人も驚いているのか、驚きすぎてテンションが低い。
「取れちゃったね」
私の言葉にうなずいた真和は2個目3個目と取って行った。
こんなに簡単に取れるものかと周りを見てみれば、真和より少し大きな子でさえ取れなかったり1個だったりと、難しいらしい。
「真和、天才かも」
親ばか発言をすれば、佐伯さんにも出店のおじさんにも笑われた。
「真和くん。もう終わり」
4個目を取ろうとする真和を止める佐伯さんに真和は不満顔を向けたけど、佐伯さんは理由を言って諭してくれた。
「4個も取ってどうするの?一人1個でしか遊べないんだよ。それに、真和くんがいっぱい取っちゃうと他の子の分が無くなっちゃうよね」
佐伯さんの言うことを真剣に聞きながら糸を垂らして、ヨーヨーの糸の先の輪っかに針をかけて釣り上げる。
5歳の真和には難しいかと思っていると、意外と簡単に取れて私の方が驚いていた。
「ママ、とれちゃった」
本人も驚いているのか、驚きすぎてテンションが低い。
「取れちゃったね」
私の言葉にうなずいた真和は2個目3個目と取って行った。
こんなに簡単に取れるものかと周りを見てみれば、真和より少し大きな子でさえ取れなかったり1個だったりと、難しいらしい。
「真和、天才かも」
親ばか発言をすれば、佐伯さんにも出店のおじさんにも笑われた。
「真和くん。もう終わり」
4個目を取ろうとする真和を止める佐伯さんに真和は不満顔を向けたけど、佐伯さんは理由を言って諭してくれた。
「4個も取ってどうするの?一人1個でしか遊べないんだよ。それに、真和くんがいっぱい取っちゃうと他の子の分が無くなっちゃうよね」