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ひと夏の恋……そして……
第14章 花火大会と決意
真和より荷物の方が軽かったし、動かないから楽ではある。
佐伯さんが真和を肩車して、いろいろと相手をしてくれたから本当に助かった。
それから何度かアナウンスが入りながらフィナーレを迎えた。
最後はレーザー光線と音楽を使った花火と光と音の競演で、この花火の最大の見せ場でもある。
大音量の音楽が鳴り出せば、レーザー光線が空を彩り、音とともに花火が何発も夜空に上がった。
こんな小さな島でこれだけの花火をするのは珍しいけど、これが、この島の売りのひとつでもあった。
「すごいですね」
佐伯さんが耳元に顔を寄せて話しかけてくる。
息がかかるぐらい近いからドキドキするのは仕方がない。
「ここ数年でこれだけ大きくなったんですよ。これを見るためだけに人が集まるようにもなりました。橋もできて気軽に足を運んでもらえるようになったんです」
私の言葉を聞いてうなずいてくれた佐伯さんは、もう一度夜空を見上げ、最後の最後まで花火を堪能してくれたようだった。
佐伯さんが真和を肩車して、いろいろと相手をしてくれたから本当に助かった。
それから何度かアナウンスが入りながらフィナーレを迎えた。
最後はレーザー光線と音楽を使った花火と光と音の競演で、この花火の最大の見せ場でもある。
大音量の音楽が鳴り出せば、レーザー光線が空を彩り、音とともに花火が何発も夜空に上がった。
こんな小さな島でこれだけの花火をするのは珍しいけど、これが、この島の売りのひとつでもあった。
「すごいですね」
佐伯さんが耳元に顔を寄せて話しかけてくる。
息がかかるぐらい近いからドキドキするのは仕方がない。
「ここ数年でこれだけ大きくなったんですよ。これを見るためだけに人が集まるようにもなりました。橋もできて気軽に足を運んでもらえるようになったんです」
私の言葉を聞いてうなずいてくれた佐伯さんは、もう一度夜空を見上げ、最後の最後まで花火を堪能してくれたようだった。