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ひと夏の恋……そして……
第18章 伝えたい想い…
毎日のように寝泊まりしていた夏樹の洋服が何着か置いてある。
それを隣の部屋から持ってくると、それを着て直ぐ帰ろうとする。
「じゃあ、俺は帰るわ。家が近いって言っても今のご時世、何があるかわかったもんじゃない。ちゃんと真和の事見とけよ。一人で出歩かせるなよ」
最後に真和の髪の毛を撫でた夏樹は腰をあげた。
せっかく真和とソンちゃんが作ってくれたチャンス、逃すわけにはいかなかった。
「待って!私は夏樹と話がしたい!」
「俺はない。真和が離れなかったからここにいただけだ。真緒と話すことなんかない」
完全な拒絶は今もなお続いていた。
真和がいなければ話すこともままならなかったかもしれない。
「それでも私は夏樹と話がしたいの。このまま終わりだなんて私はイヤだよ」
縋るように言えば、今日は折れてくれたのかもう一度座りなおしてくれた。
そして、真和の髪の毛を優しく撫でながら、優しいまなざしを真和には向ける。
それを隣の部屋から持ってくると、それを着て直ぐ帰ろうとする。
「じゃあ、俺は帰るわ。家が近いって言っても今のご時世、何があるかわかったもんじゃない。ちゃんと真和の事見とけよ。一人で出歩かせるなよ」
最後に真和の髪の毛を撫でた夏樹は腰をあげた。
せっかく真和とソンちゃんが作ってくれたチャンス、逃すわけにはいかなかった。
「待って!私は夏樹と話がしたい!」
「俺はない。真和が離れなかったからここにいただけだ。真緒と話すことなんかない」
完全な拒絶は今もなお続いていた。
真和がいなければ話すこともままならなかったかもしれない。
「それでも私は夏樹と話がしたいの。このまま終わりだなんて私はイヤだよ」
縋るように言えば、今日は折れてくれたのかもう一度座りなおしてくれた。
そして、真和の髪の毛を優しく撫でながら、優しいまなざしを真和には向ける。