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ひと夏の恋……そして……
第20章 和解し懐かしむ
目が覚めると、私たちの間で寝ていたはずの真和が起きて夏樹の顔を覗き込んでいた。
それは、早く起きてほしいかのようにウズウズしているように見える。
『起きてたの』
私が聞けば、シーっと人差し指を口に当てて静かにと言う動作をして私に抱きついてくる。
『なつ兄ちゃん、ちゃんと居たよ。僕との約束守ってくれた』
真和は私の耳元に顔を近づけ小さな声で、でもその声はうれしいのか興奮しているのが伝わってくる声音だった。
『朝ごはんも一緒に食べてくれるかな?お仕事終わったらまた来てくれるかな?』
一日だけでは物足りないのか、まだまだ一緒にいたいという思いが伝わる。
『うん。朝ごはんも食べるって言ってたよ』
『本当?だったら昔みたいに毎日来てくれる?』
『毎日だっているさ。この家から仕事には通うからな』
いつの間にか起きていた夏樹は、肩ひじを付いて私と真和のやり取りに割って入ってくる。
その夏樹の一言に、真和は喜んで夏樹の上に飛び乗る勢いで抱きついていった。
それは、早く起きてほしいかのようにウズウズしているように見える。
『起きてたの』
私が聞けば、シーっと人差し指を口に当てて静かにと言う動作をして私に抱きついてくる。
『なつ兄ちゃん、ちゃんと居たよ。僕との約束守ってくれた』
真和は私の耳元に顔を近づけ小さな声で、でもその声はうれしいのか興奮しているのが伝わってくる声音だった。
『朝ごはんも一緒に食べてくれるかな?お仕事終わったらまた来てくれるかな?』
一日だけでは物足りないのか、まだまだ一緒にいたいという思いが伝わる。
『うん。朝ごはんも食べるって言ってたよ』
『本当?だったら昔みたいに毎日来てくれる?』
『毎日だっているさ。この家から仕事には通うからな』
いつの間にか起きていた夏樹は、肩ひじを付いて私と真和のやり取りに割って入ってくる。
その夏樹の一言に、真和は喜んで夏樹の上に飛び乗る勢いで抱きついていった。