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ひと夏の恋……そして……
第3章 自由になる為に

「そっか……時間に遅れると真緒ちゃんが怒られるよな。これ俺の携帯の番号。何かあったら連絡してきて。何時だって良いから……もし、頑張れないと思ったら必ず電話して。もちろん、なんでもないことでもいいから、分かった?」

夏樹さんの携帯番号が書かれた紙を渡され、それを忘れないように何度も頭の中で繰り返す。

「夏樹さん、ありがとう」

「俺は何もしてないよ。」

何でもないよと笑う顔が私に勇気を与えてくれた。
その笑顔と、夏樹さんに繋がる番号があれば頑張れる。
そう自分に言い聞かせて夏樹さんと笑顔で別れた。
だけど、どんなに頑張ろうと思っても私の周りが変わらなければ何も変わらず、私の心は荒んでいく。
叔母さんのところから連れ戻されて半年を過ぎようとしても、ママの怒りは一向におさまることはなかった。
その頃には私の心も限界で死んだら楽になれるのか、ママを殺したら楽になれるのかとそればかりを考えるようになっていた。



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