この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第20章 和解し懐かしむ

「何やってんだ!!」

カランとドアベルが鳴り、機嫌の悪い夏樹の声が店内に響いた。
そのまま私たちの傍に来た夏樹は、私と佐伯さんの握手を乱暴に離し私を背中に隠した。

「まだ真緒に何かする気か!」

昨日の事もあってか、夏樹は佐伯さんに対して敵対心を隠そうとはしない。
そして、私を守ろうとする背中が大きくて頼もしかった。

「これ以上、真緒に付きまとうのなら俺も容赦はしない」

はっきりと気持ちが固まれば夏樹の態度に迷いはない。
こんなにもはっきりと佐伯さんに向かってくれることがうれしかった。
だけど、今の夏樹は誤解をしているわけだから説明する必要があった。

「違うよ、夏樹!佐伯さんは昨日の事を謝りに来てくれたの」

私の言葉に、佐伯さんは立ち上がって夏樹にも頭を下げてくれた。

「昨日は本当にすまなかった。許してくれとは言わらないが、どうしても謝っておきたかった……本当に申し訳ない」

深々と頭を下げる佐伯さんに夏樹の方が困惑する。


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ