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ひと夏の恋……そして……
第21章 流れる時の中で

「そうだ真緒。明日からまた本土に行くことになってさ。仕事が終わって出るから帰って来れないんだ。悪いな」

「また行くの?」

「そんな顔するなって。早く仕上げて金平さんに見せたいんだ」

そう言われるとダメだと言えない。
リゾート開発の関係で、知り合いの建築士の人と色々と話があるからと月に1度か2度、本土に行くことがある。
そんなに話すことがあるのかと不思議に思うけど、新しく建て替えるのなら自分の設計した民宿をやりたいとアドバイスを貰っていると言う。

「今度は何伯?」

「一泊で帰ってくると思う。また真和に寂しい思いさせるな」

真和にだけ心寄せる夏樹に嫉妬してしまう。

「真和だけ?私も寂しいよ。夏樹は寂しくないの?」

私ももっと構ってほしいと、以前なら思わなかった感情が芽生え始めていた。
ママ業が最優先で恋愛感情なんて二の次だったのに、ダメだと分かっていてもママ業よりも優先してしまいたくなる。


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