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ひと夏の恋……そして……
第23章 友情と愛情と絆

あれから10年。
5歳だった真和も今では15歳になり店を手伝ってくれている。
私はと言えば、夏樹と結婚し9歳の男の子と、今はお腹の中に女の子がいる。
臨月も近いのに店に出ているのが気に入らない真和は、毎日のようにブツブツと小姑のように私と夏樹に小言を言っては私たちを困らせている。
だけど、それを聞き入れようとは私も夏樹も思っていない。
結婚して10年経っても、お互いに傍にいるのが大好きで、お互いに離れたくないと寄り添っていたいから。
だから大きなお腹で動くのが大変でもお店に顔を出し夏樹に寄り添っていた。
「まぁまぁ。真和の怒る気持ちも分かるけど、夏樹が真緒に無茶をさせないのも分かってるよね。それに、真緒は真和と夏樹と3人で店をできるのがうれしくて仕方がないんだよ。それは分かってあげてね」
和泉が間に入れば、今まで怒っていた真和は一瞬にして怒りを抑え込んだ。
「なぁ、何で和泉と俺への態度が違うんだよ、俺が父親なのにさぁ……」
和泉の言葉を素直に聞き入れる真和を見て、今度は夏樹がいじけた。
5歳だった真和も今では15歳になり店を手伝ってくれている。
私はと言えば、夏樹と結婚し9歳の男の子と、今はお腹の中に女の子がいる。
臨月も近いのに店に出ているのが気に入らない真和は、毎日のようにブツブツと小姑のように私と夏樹に小言を言っては私たちを困らせている。
だけど、それを聞き入れようとは私も夏樹も思っていない。
結婚して10年経っても、お互いに傍にいるのが大好きで、お互いに離れたくないと寄り添っていたいから。
だから大きなお腹で動くのが大変でもお店に顔を出し夏樹に寄り添っていた。
「まぁまぁ。真和の怒る気持ちも分かるけど、夏樹が真緒に無茶をさせないのも分かってるよね。それに、真緒は真和と夏樹と3人で店をできるのがうれしくて仕方がないんだよ。それは分かってあげてね」
和泉が間に入れば、今まで怒っていた真和は一瞬にして怒りを抑え込んだ。
「なぁ、何で和泉と俺への態度が違うんだよ、俺が父親なのにさぁ……」
和泉の言葉を素直に聞き入れる真和を見て、今度は夏樹がいじけた。

