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ひと夏の恋……そして……
第4章 未来への第一歩
久しぶりだといのに、夏樹の指を簡単に飲み込んだ。

「真緒の中は暖かいな」

夏樹の言葉にますます恥ずかしくなって、夏樹の胸に顔を埋めるとしっかりと受け止めてくれる。
その胸板の厚さに男を感じて身体が疼き、それが夏樹にダイレクトに伝わった。

「何感じてんだよ」

頭の上でくすくすと笑う夏樹。
完全に主導権を握られいてる状況に腹立たしさを感じるも、これが幸せな事なんだと肌で感じた。

「少し動かすけど痛かった言えよ」

そう言葉にすると、中に入っている指を動かし始めた。
蠢くような感覚が私を狂わせ、クチュクチュと音を響かせながら、私の中で暴れ出した。

「ウンッ……ンンッ……ムフッ……」

緩やかだった快楽も次第に強くなり、下唇を噛みながら声が出るのを堪える。

「ここか……」

夏樹は、そう呟いて、同じ場所ばかり責めてくる。
そこがGスポットだというのは言われなくても分かった。
込み上げてくる得体のしれない物が何なのか知っている私は、それを味わいたい。



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