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ひと夏の恋……そして……
第4章 未来への第一歩
誰が見ても真和を生むことは無茶な事だった。
叔母さんでさえ最初は真和を生むことに反対した。
そんな中、最後に手を差し伸べてくれたのが夏樹だった。

「だから感謝してるの……見捨てることなく傍にいてくれたことに」

抱きしめてくれている夏樹の手に指を絡め、顔を夏樹の方に向けるとフッと笑う。

「別にいいさ……こうやって気持ちが通じたんだから」

そう言葉にした夏樹は、触れるだけの優しいキスをしてくれた。

「真緒……愛してる」

甘い囁きに身体が火照りだす。

「んっ……私も夏樹の事……愛してる」

お互いの気持ちを言葉にすれば、次に欲しいものは言葉にしなくても分かる。
自然と身体の向きを変え、胡坐をかいている夏樹の上に座ってキスを繰り返す。
深くなればなるほど激しさは増し、お互いに抱きしめ合いながら舌を絡ませキスに溺れた。
キスをしながら夏樹の手が布越しに乳首を撫でれば、身体が軽く跳ねる。
撫でていれば自然と硬く尖らせ、それを夏樹が摘めば痺れにも似た快楽が私を襲った。


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