この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
駆け上がれ、大人の階段!
第2章 その一言に導かれて
 玉砕覚悟で告げた言葉は、予想外にも相手に受け入れてもらうことができ、私は念願だった彼氏を作ることができたのだ。

でも、このままだと……

「まあいきなりセックスしろなんて言わないけどさ。そろそろチューぐらいしといた方がいいんじゃない?」

「……」

 モノマネのつもりか、唇をわざとらしく突き出してくる友人に、「やめてよ」と恥ずかしくて顔を背ける。

すると右耳には、またも彼女がクスクスと笑う声。

冗談を言って楽しんでいる夏華とは裏腹に、私の心は終始穏やかではなかった。

 やっぱり、そろそろそんな経験も必要なのかな……

 情けないことに、夏華が言う通りキスだってまだちゃんと出来ていない。

ちゃんとと言うのは、以前遊園地に遊びに行った時、観覧車に乗っているとそんな雰囲気になったのだが、私があまりにも恥ずかしがったせいで、結局彼がほっぺにチューをしてくれるだけで終わってしまったのだ。

 あの時も、家に帰ってから何度も心の中で後悔した。なんで私はこんなにも奥手で臆病なのかと。
/41ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ