この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
駆け上がれ、大人の階段!
第3章 ついに、決戦の時!
「本当に来て大丈夫だった?」

 家の玄関の扉を開けた時、後ろにいる和真が言った。

その言葉に、「うん」とすかさず私は返事を返す。

「今日はお父さんもお母さんも妹も、おばあちゃん家に行ってるから夜にならないと帰ってこないの」

 そう……だから、もしも何か起こったとしても大丈夫、なはず。

 色々な不安や想像が頭の中を駆け巡り、思わず靴を脱いだ右足が止まる。

「春菜?」と不意に声をかけられ、「ひっ」と思わずビクりと肩が震えた。

「なんか今日様子おかしいけど……体調でも悪いのか?」

「う、ううん! そんなことないよ! 全然大丈夫」

 あはは、とわざとらしい笑みを浮かべて私は答えた。

いつもなら一番心が緩む休日が、なぜかテストの時よりも緊張してしまっている。しかも、和真が家に来るのはこれが初めてだ。

「春菜の部屋、すごく綺麗だな。俺の部屋と全然違う」

 物珍しそうに周りを見渡す彼に、私の心が早くも羞恥心で満たされていく。

「そ、そんなこと。私、片付けるの苦手だし……」

 そう。私は片付けるのが大の苦手。脱いだら脱ぎっぱなし、出したら出しぱっなしの常習犯。

でもさすがに和真を家に呼んだのは自分自身なので、徹夜覚悟で大掃除したのだ。

おかげで隣の部屋の妹からは「うるさい!」と夜中に苦情が来たのだけれど……
/41ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ